「実践→振り返り」の黄金サイクルで差がつく!コーチングスキルを最大化する習慣術

「実践→振り返り」の黄金サイクルで差がつく!コーチングスキルを最大化する習慣術

何時間も学び、実践し、資格も取得した。
それでも、「セッションがうまくいかない」「成長を実感できない」と感じることはありませんか?

コーチとしてスキルを本当に高めていくために必要なのは、自分の課題を捉えて改善し続ける姿勢です。

この記事では、「実践→振り返り→実践」の黄金サイクルを軸に、コーチングスキルを最大化するための具体的な方法をご紹介します。

【この記事を書いた人】
つよぽん
専門ジャンル:人生、挑戦、教育

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学びを成果に変える黄金サイクルとは?

コーチングの学びが成果に結びつかない主な原因は、「知識を実際の行動に移せていない」ことです。

本や講座で得た知識も、ただ知っているだけでは意味がありません。実際に使ってみて、良かった点・改善点を振り返ることが大切です。この「実践→振り返り→実践」のサイクルこそが、成長を加速させる鍵なのです。

コーチングが「学んだだけ」で終わってしまう理由

多くの人が「コーチングを学んでいるのに、変化を感じられない」と感じる背景には、
学びをアウトプットできていないという問題があります。

講座や書籍で得た知識は、頭の中では理解できていても、実際のセッションでは「使い方が分からない」「瞬時に引き出せない」という壁に直面します。なぜなら、まだセッションの経験が少なく、慣れていないからです。

また、実践していても「振り返り」をしないと、良い点と改善点を把握できず、成長を実感しにくくなります。その結果、「自分には向いていないのでは?」という不安につながってしまうこともあります。

成長を加速させるのは「実践→振り返り→実践」のサイクル

学びのアウトプットで大切になるのが、「実践→振り返り→実践」というサイクルを意識して回すことです。これは誰でもできる、シンプルで効果的な習慣です。

  • 実際にセッションをやってみる
  • 良かった点・改善点を振り返る
  • 改善のアイデアを、次の実践でやってみる

この繰り返しによって、知識が「使えるスキル」に変わり、試行錯誤の中で自分なりのスタイルコーチとしての在り方を作ることができます。

このサイクルを意識的に回しているかどうかで、数ヶ月後、数年後の差は大きく開きます。単に学ぶだけで満足せず、「知識をどう活かすか」「実践をどう振り返るか」をセットで考えることが、コーチとして成長し続けるための重要な鍵となります。

効率的にアウトプットの機会を作る

「学んだことを実践したいけど、練習の機会がない」
「いざセッションとなると、自信が持てない」
という声をよく聞きます。私がコーチングを学んでいた時もそうでした。

アウトプットのハードルを高くしすぎる必要はありません。ちょっとした工夫で、日常の中に「練習の場」をつくることは十分に可能です。

このセクションでは、AIやコーチ仲間との関わりを活用して、効率よくアウトプットを増やすための具体的な方法をご紹介します。

AIを活用して、いつでもセッション練習

AIを活用して、いつでもセッション練習

「相手がいないから練習できない」という時こそ、AIを活用してみましょう。

チャットAIや音声AIを使って、セッションのロールプレイを行えば、時間や場所にとらわれず、問いかけの精度や会話の流れを何度でも試すことができます。例えば、「こんな問いかけをしたら、どんな返答が返ってくるか?」と探究するだけでも、コーチとしての思考の柔軟性や引き出しはどんどん増えていきます。

また、コーチングを届けたい相手のイメージが明確にある場合は、AIに詳細を伝えることも効果的です。問いに対して、そのイメージになりきってAIが答えてくれます。性別・年齢・仕事など、様々な条件を組み合わせて練習することも可能です。

私がAIを使ってセッションの練習をするときは、セッションの最後に採点をしてもらっています。採点項目は、国際コーチング連盟(ICF)が明記しているコーチの資質や規定を参考に作成しました。自分自身で振り返るだけでなく、項目に合わせて採点してもらうことで、客観的にセッションを捉えることができます。また、改善点も教えてくれるので、次のセッションに反省を活かしやすいです。

仲間とのセッションでリアルな感覚を磨く

AI練習に加えて、コーチ仲間との相互セッションもとても有効です。実際の人との対話では、空気感・感情の揺れ・沈黙など、リアルな場でしか味わえない非言語情報もコーチングでは重要な要素です。

「この問いで相手はどう反応するのか?」「いまの沈黙は何を意味していたのか?」
そういった感覚を学ぶのは、リアルな場の醍醐味です。月に数回でもいいので、継続的に「本番に近い場数」を踏むことが、確かな自信にもつながります。

私は、仲間とのセッションを継続するために2つ工夫したことがあります。1つ目は日程調整のツールを使うことです。最初の設定に時間はかかりましたが、設定ができれば相手はリンクから予約することができます。リマインドも自動で送られるので、キャンセルも減りました。2つ目はセッションの終わりに次回の日程を決めることです。そうすることで、継続して同じ相手と練習することができます。これらを工夫するようになってから、ストレスなく継続して実践を重ねることができました。

セッション(実践)を学びに変える振り返り

どれだけ多くのセッションをこなしても、なんとなく終えてしまえば成長の実感は得にくいものです。大切なのは、「やって終わりにしないこと」です。

ひとつひとつのセッションを学びの材料として丁寧に振り返ることで、自分の強みや改善点が見え、次への一歩がより明確になります。

フィードバックやメモを記録して可視化する

実践後に、5分でもいいので必ず振り返りの時間を取りましょう。セッションでの手応えや違和感、相手の反応などをその日のうちに記録しておくと、自分の変化やクセを客観的に捉えることができます。

また、フィードバックをもらった場合は「自分では気づけなかった視点」が宝物になります。紙のノートやデジタルツールなど、一つの場所にまとめておくと、後で見返しやすいでしょう。

余裕があれば、セッションを録画することも効果的です。見返すのに時間はかかりますが、自分のセッションを客観的に観察することができます。

定期的に振り返り、成長を実感・分析する

一番もったいないのは、振り返りを書きっぱなしにすることです。1〜2週間に一度は振り返りを読み返す時間を設けましょう。

「以前よりどんな変化があったか」「改善された点はどこか」などを確認することで、自分の成長を実感でき、次に挑戦したいテーマも自然と浮かび上がってきます。

この「成長の実感」があることで、学びは単なる努力ではなく、喜びや手応えへと変わっていきます。

また私は、仲間とセッションの練習をするときに、コーチングの振り返りをテーマにしてクライアント役をしたことが何度もあります。コーチと一緒に振り返ることで、一人では考えたことがない角度で、自分のコーチングを深めることもできます。

見つけた課題に取り組む工夫

振り返りの中で見えてきた課題や気づきの活用方法が、次の成長につながる重要なステップです。

とはいえ、「課題が多すぎて何から手をつけていいか分からない」と感じることもあるかもしれません。そんなときこそ、ひとつのテーマに絞って丁寧に向き合うことが、遠回りのようで実は一番の近道です。

優先順位を決めて一つずつ深掘る

優先順位を決めて一つずつ深掘る

振り返りのなかで見えてきた改善点や課題は、すべてを一気に解決しようとせず、優先順位を決めて一つずつ向き合うことがポイントです。

例えば、「傾聴の姿勢をもっと磨きたい」と思ったら、次からの数回は「聴くこと」に徹して意識的に取り組むほうがいいでしょう。このようにして、課題ごとに丁寧に深掘りすることで、スキルを高めることができます。

それでも優先順位が決められない場合は、「これならできそう」と思えることから始めることをオススメします。振り返りと実践を繰り返すことは、自分の「できていない部分」と向き合うことです。「できない」が続くと、モチベーションは低下するでしょう。だからこそ、「ちょっと頑張ってみよう」と思えることから、優先して始めてみませんか。

新しいアプローチで変化を起こす

優先順位が決まれば、焦らず実践を繰り返してみましょう。しかし、同じやり方を続けていても、変化は起きにくいです。そんなときは、あえて「今までと違う問いを使ってみる」「沈黙にあえて長く耐えてみる」など、新しいアプローチを取り入れてみましょう。

同じやり方では、今までと同じ結果になってしまいます。次で成功させるという姿勢ではなく、良い方法を探すための実験として取り組むと、気持ちが楽になるかもしれません。また、やってみた結果をまた振り返ることで、自分なりのスタイルが磨かれ、セッションの幅も広がります。

私は、コーチング仲間の問いや振る舞いを取り入れることから始めました。本で学んだことよりも、クライアントとして体験したことの方が、実践しやすいと感じました。さらに振り返り、実践を繰り返すことで、自然と使えるように馴染んだと思います。

まとめ

コーチングを学ぶなかで、「このままでいいのかな?」「学習成果が出ていない気がする」と感じる瞬間は、誰にでもあります。しかし、そう感じるのは、あなたが真剣に向き合っている証拠です。大切なのは、その気持ちをきっかけに、次の一歩をどう踏み出すかです。

この記事でお伝えしたように、成長の黄金サイクルは「実践→振り返り→実践」です。

AIや仲間を活用して練習の機会を増やす
・セッションを振り返り、記録して可視化する
・自分の課題を深掘りして優先順位を決めて取り組む

こうした積み重ねが、少しずつ、でも確実にあなたのコーチング力を高めてくれます。最初から完璧である必要はありません。トライ&エラーを繰り返して、「学びっぱなし」で終わらせず、今日からひとつ、小さなアクションを起こしてみてください。

また、コーチが最初につまづきやすいミスや事前準備の仕方、振り返りのためのセルフコーチングについては、別の記事で紹介しています。これらの記事を参考に、コーチのレベルアップにつながれば嬉しいです。



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この記事を書いた人

つよぽん

中学校と小学校教員を経て、現在は高校生の学習支援に携わっています。コーチングを学び始めて約2年間が経ち、ICF認定コーチを取得しました。コーチングを学んで一番よかったことは、思考と心の声の両方を聞けるようになったことです。また、自分自身もコーチングを受けながら自分の軸を作ったことで、悩んだ時に決断しやすくなりました。現在はコーチングを通して、「自分で決断できる」人を増やすサポートをしています。