コーチング、失敗原因3つ!うまくいかないのはなぜ?【改善ヒント付】

コーチング、失敗原因3つ!うまくいかないのはなぜ?【改善ヒント付】

「自分のコーチングに自信が持てない…」
モヤモヤを抱えたまま、苦しい気持ちでセッションを続けていませんか?
私もそんな気持ちを持っていました。

資格を取得しても、継続的に契約を得たり、クライアントに変化を届けることは簡単ではありません。

なぜなら、失敗の背景にはいくつかの共通する「落とし穴」があるからです。この記事では、コーチングがうまくいかない理由と、明日からできる改善のヒントをお伝えします。読んだ後に「試してみよう」「もう一度挑戦してみよう」と思えるきっかけになれば嬉しいです。

こんな方におすすめの記事です

  • コーチングに自信を持てず、失敗するのが怖いと感じている
  • セッションをしても、継続契約や紹介が生まれない
  • 自己流でやってきて、失敗原因がどこにあるのか分からない

【この記事を書いた人】
つよぽん
専門ジャンル:人生、挑戦、教育

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なぜコーチングがうまくいかない?

コーチングは、知識やスキルだけで簡単に成果が出るものではありません。特に自己流で続けていると、気づかないうちに大事な要素が抜け落ちていることもあります。まずは「なぜうまくいかないのか」を整理してみましょう。

クライアントの変化が見えにくい理由

コーチングを始めたばかりの頃は、クライアントの変化や成長を明確に実感しにくいものです。

「今日はなんとなく気づきを引き出せた気がする」「少し話を整理できたかもしれない」とコーチは思っているかもしれません。しかし、クライアント自身が「何が変わったのか」を言葉にできていなければ、変化や行動に繋がりません。また、クライアントの「内面の変化」は、行動や成果に比べて観察しづらいものです。

「結果を出さないと」と焦るほど、クライアントの言葉だけに注目してしまいます。その結果、表情の変化や声のトーンなどの非言語情報を見逃してしまいやすいのです。

コーチ自身の手応えがつかみにくい理由

一方で「自分はコーチとしてこれでいいのか」という不安も、成果を感じにくくする大きな原因です。

例えば、クライアントに成果が見え始めたとしても、「もっと大きな変化を生まなければ」とコーチが焦っていると、その一歩をパートナーとして素直に喜べなくなってしまいます

このような状態に陥ると、
・変化が分からない
・手応えがない
・ますます自信がなくなる
というサイクルが繰り返されます。

そのため、「何をどこまで支援するのか」「どんな変化を目指すのか」「望んでいる結果は何なのか」を、クライアントとコーチが一緒に決めることがとても重要です。

コーチングが失敗する3つの落とし穴

ここからは、多くのコーチが陥りがちな失敗の原因を3つに絞ってお伝えします。どれもありがちなことなので「自分だけではないんだ」と安心できるかもしれません。

ゴール設定が曖昧なまま進めている

一番多いのが、セッションのゴールを明確にしないままセッションを進めてしまうことです。

クライアントが「何を達成したいか」を明確にせずにセッションを始めると、対話そのものが目的になってしまいます。コーチングでは、対話によって新しい気づきを得て、これからの未来に繋げることが大切です。

「今日はどんな話をしたいですか?」「最近のモヤモヤは何ですか?」

コーチは意図を持って問いかけることが重要です。ゴールがないままセッションをしていると、「行動」に落とし込めません。

だからこそ、コーチングを通して「何を達成したいか」を明確にすることが大切です。また、毎回のセッションだけでなく、継続コーチングの期間を終えた時に、「どんな姿になっていたいか」という中長期的なゴールを決めることもオススメです。

クライアントの変化を急ぎすぎる

次の落とし穴は「早く結果を出さなければ」という焦りです。特に、資格を取ったばかりの頃は「有料で提供する以上、すぐに成果を出したい」と思うものです。

しかし、変化を急ぐほど、クライアントは置いていかれます。まだ心が整っていないのに大きな決断を迫られると、表面的な答えや「やります」という返事だけが返ってきます。

しかし、実際には腹落ちしていないため、行動が続きません。

変化は「気づき→小さな一歩→体験→習慣化」という段階が必要です。中長期的な視点で焦らず伴走することが、結果的に一番早い変化につながります。

コーチ自身の不安が相手に伝わっている

3つ目は「自分はまだ十分じゃない」「失敗したらどうしよう」という不安です。

クライアントは敏感で、コーチの不安は相手にも伝わります。「この人に相談していいのかな」という微妙な違和感があると、信頼関係を築きにくいでしょう。

あなたは、時間やお金を投資してコーチングを学んでいます。学ぶ前と比べたら知識も増えていますし、セッションにも慣れてきたはずです。今までの取り組みを思い出して、自分を信じてみてください。

それでも不安が湧いたら「私は今、不安を感じている」と認めることから始めましょう。自分の状態を整えるセルフコーチングも、プロとして大切な習慣です。

成果を生むコーチングに変えるための具体策

失敗の原因が分かったら、次は行動です。

ここでは3つのシンプルな方法をお伝えします。

コーチの在り方を決める

技術より先に大事なのは「在り方」です。コーチとして大切な姿勢は、
・クライアントと一緒に考えるパートナーになる
・クライアントを評価しない
・クライアントのペースを尊重する
の3つです。

その上で、あなた自身の在り方を言語化してみましょう。

「何のためにコーチングをしているのか」「どんなコーチでいたいか」

在り方を決めるためには、時間が必要です。一度立ち止まって、「どんなコーチングを届けたいのか」を書き出してみましょう。

クライアントと共にゴールを明確にする

クライアントと共にゴールを明確にする

セッションの最初に「このセッション/コーチング期間が終わった時の状態ゴール」をクライアントと一緒に確認しましょう。それだけで「なんとなく話しただけ」で終わる確率はぐっと下がります。

「この期間で、これを達成する」

共通のゴールがあれば、パートナー関係を持って小さな一歩を一緒に喜べます。さらに「成果が出ている実感」が積み上がります。

私自身、プロコーチとして有償セッションを提供しています。初回のセッションでは長い時間をかけて、クライアントとコーチング期間終了後の姿をゴールとして決めます。ゴールが明確になることで、行動や生活の振り返りもしやすくなります。時間がもったいないと感じた場面もありましたが、最初に時間をかけることで、結果的に迷う時間を減らすことができました。

行動計画を一緒に作って伴走する

気づきだけで終わらず、行動計画を一緒に作ることが、クライアントの成長の鍵です。

「この1ヶ月で、どんな小さな一歩を踏み出しますか?」と、小さなことでも構わないので、何か変化が生まれるようにします。そして、次回のセッションで必ず進捗を振り返ります。

「行動した結果どんな良いことがあったか」「どうすれば、行動できたと思うか」

結果に関わらず、振り返りは大切です。自分のことを客観的に捉え、次に向けて行動することができれば、コーチングの期間が終わってもクライアントは行動し続けられるかもしれません。

もし行動ができなかったとしても、問題はクライアント自身ではなく、行動の仕方です。「どうすればできるか」「どんな価値があるか」を一緒に探り、クライアントが安心感を持てるように伴走しましょう。

成功の手応えを確認する3つの視点

成功の手応えは、次の3つの視点から確認してみてください。

クライアントの言葉と行動に変化は見えているか

・以前より前向きな言葉が増えている
・行動が少しでも変わっている

これらは大きな進歩です。今まで取り組んでいなかったことに取り組むと、毎日に負荷がかかります。成果は派手に見えなくても、言葉と行動にヒントが詰まっています。

また、目に見える成果だけでなく、内面の変化も観察してみましょう。クライアントの雰囲気や声のトーンなどに前向きさが以前より感じられるかもしれません。

セッション後の振り返りを習慣化する

「今日の問いかけはどうだったか」「在り方はどうだったか」を、毎回のセッション後に振り返りましょう。振り返りの積み重ねが、コーチとしての軸を育てます。

もし理想のコーチの姿に近づけているか不安であれば、あなたもコーチングを受けることをオススメします。1人で振り返りをすると、悪い点ばかりに注目してしまいます。自分自身を客観的に捉え直したり、今までにない視点で振り返りをするには、コーチングが役立ちます。

私は1〜2ヶ月に1回の頻度でコーチングを受けています。内容はコーチとしての在り方だけでなく、どうやって届けるか、コーチとしての強みなどです。自分の良いところも捉え直すことで自信になり、改善に向けて「やってみよう」という気持ちになります。

「次もお願いしたい」と思ってもらえているか

「次もお願いしたい」と思ってもらえているか

継続依頼や紹介が増えるのは、信頼の証です。

「また相談したい」「周りにも勧めたい」と言われることを目標にしましょう。それはあなたが提供した価値が伝わった何よりのサインです。

あなたがクライアントの立場なら、どんなコーチに「またお願いしたい」と思いますか?これを言語化することで、何かヒントになるかもしれません。

まとめ

コーチングがうまくいかないのは、あなたに能力がないからではありません。ゴール設定の不明確さや、コーチの焦りや不安が相手に伝わっているからかもしれません。

コーチとしての在り方を決め、ゴールを一緒に明確にし、行動計画を伴走する。小さな変化を積み重ねることで、手応えは必ず育ちます。

今日からできることを一つ選んで、次のセッションで試してみてください。「もっと学びたい」「自分も支援を受けてみたい」と感じたら、セルフコーチングを実践したり、コーチングを受けることもオススメです。

セルフコーチングの仕方や独学の方法、初心者が陥りやすいミスなどについて、他の記事でまとめています。この記事では書けなかった細かいステップや具体例も合わせて紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

あなたが届けるコーチングは、きっと誰かの人生を支える力になります。あなたの活躍を応援しています。



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この記事を書いた人

つよぽん

中学校と小学校教員を経て、現在は高校生の学習支援に携わっています。コーチングを学び始めて約2年間が経ち、ICF認定コーチを取得しました。コーチングを学んで一番よかったことは、思考と心の声の両方を聞けるようになったことです。また、自分自身もコーチングを受けながら自分の軸を作ったことで、悩んだ時に決断しやすくなりました。現在はコーチングを通して、「自分で決断できる」人を増やすサポートをしています。